最新のリハビリテーション

ボトックス治療

鹿教湯病院三才山病院

ボトックスコメント.bmp 
DSCF1076-2.jpg

ボトックスは、A型ボツリヌス毒素製剤を筋肉に注射することにより、脳卒中後遺症の痙縮(筋肉が固くつっぱり動かしにくくなる現象)を改善させ、関節運動を行いやすくする治療法です。当センターでは2012年8月よりこの最先端治療を開始しました。2016年7月現在までに178例の治療を行い、多くの患者さんで関節可動域の改善が認められています。

痙縮(けいしゅく)とは

脳卒中や頭部外傷でよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくい、勝手に動いてしまう状態のことです。痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮(こうしゅく)といいます)、日常生活動作のみならず生活の質にも支障が生じてしまいます。

keisyuku.gif

ボトックスの成分

この薬は、ボツリヌス菌がつくり出すA型ボツリヌストキシンという天然のタンパク質を有効成分とする薬です。ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので、ボツリヌス菌に感染するといった危険性はありません。様々な研究の結果、このタンパク質のごく少量を緊張している筋肉に直接注射すると、その筋肉がゆるみ、緊張や痙攣(けいれん)がおさまることがわかり、医薬品として利用されるようになりました。

    BTXA.jpgBTXtyuusya.JPG

      

ボトックス治療+集中的リハビリ

 ボトックス治療は集中的リハビリとの併用で効果が上がるため、原則として入院で行っています。ボトックス注射は目的とする筋肉に確実に注入することが大切なため、当センターでは電気刺激装置を用いて目的とする筋肉を確認しながら注射を施行しています。入院の当日又は翌日にボトックス注射を施行し、その後集中的リハビリ訓練を開始します。入院期間は少なくとも2週間は必要と考えています。薬の効果は平均3~4ヶ月続くと言われていますが、個人差があります。
※治療ができるかどうかは担当医師の判断になります。

      kindenkei.JPG       BTXsekou.jpg   

 BTX適応.bmp

ボトックス治療を希望される方へ

ボトックス治療を希望される方は、専門外来の予約を取り受診して下さい。外来診療によりボトックス治療が可能かどうか判断いたします。
専門外来の予約については、鹿教湯病院内の地域医療連携室までお問い合わせ下さい。

[お問い合わせ先]
鹿教湯病院 地域医療連携室(℡0268-44-2111 内線3131)

 

ボトックス治療の費用

ボトックス治療は入院・外来とも医療費が高額となりますので、70歳未満の方は事前に高額療養費制度の手続きをおすすめしております。また、加入されている健康保険の種類によって負担金額が異なります。