LSVT BIG®とは
アメリカで考案されたパーキンソン病の短期集中プログラムです。繰り返し練習することで、大きな動作の獲得を目指していきます。所定の研修を受けた理学療法士や作業療法士のみ治療が可能です。鹿教湯病院では、2名の有資格者(H30年4月1日現在)がいます。プログラム実施に当たって、原則1ヶ月間以上の入院をしていただいます。
- 実施内容:セラピストと患者さんが1対1で行う運動療法
- 実施時間:1回につき1時間
- 実施頻度:セラピストとの1対1の練習を 4日連続以上 × 4週、加えて毎日の自主練習を行って頂きます。
対象者
- 当院に1ヶ月入院できる方
- Hoehn & Yahr 重症度分類が1~3度の方 ※
- 日常生活動作が自立している方
- 薬剤コントロールが出来ている方(入院時に服薬調整を目的とされない方)
- 意欲的に取り組める方
- 一人で自主練習が実施できる方(転倒の危険性がある場合は、坐位でのプログラムを実施することも可能です)
- 当院の入院規定に同意できる方
Hoehn&Yahr 重症度分類
0度 | パーキンソンニズムなし |
1度 | 一側性パーキンソニズム |
2度 | 両側性パーキンソニズム |
3度 | 軽~中等度パーキンソニズム 姿勢反射障害あり。日常生活に介助不要。 |
4度 | 高度障害を示すが、歩行は介助なしにどうにか可能 |
5度 | 介助なしにはベッド又は車椅子生活 |
注意点
医師などの判断により、LSVT BIG®の対象とならない場合は、通常のリハビリ入院となる可能性があります。また、LSVT BIG®の実施期間中でも、ご本人の意志によりLSVT BIG®を中断し、通常のリハビリを受けることも可能です。
お申し込み
お電話にてお問い合せください。費用は通常の保険診療として行います。
鹿教湯病院 地域医療医連携課 ℡0268-44-2111(代)