一般病棟(10対1)
脳卒中をはじめとした循環器疾患や肺炎などの呼吸器疾患、関節リウマチや骨折などの整形外科疾患に対し、正確な診断と集中的な治療(急性期治療)を行なう急性期の病棟です。
特に大腿骨近位部骨折や膝関節などの整形外科的手術後の治療を継続します。
これらの患者さんには、早期よりリハビリテーションを提供します。
医療療養病棟
医療療養病棟は、継続的に医療提供が必要となる患者さんの療養から在宅復帰や施設入所の調整を行なう慢性期の病棟です。
主として頻回(1日8回以上)の喀痰吸引、酸素吸入、気管切開ケア、指定難病、糖尿病のインシュリン管理、複雑な処置など医療度の高い方に対し、医学的な管理と継続的なリハビリテーションを提供します。
<医療区分の該当者(抜粋)>:継続的な医療提供が必要となる状態
- 24時間持続して点滴をしている状態
- スモン
- 人工呼吸器を使用している状態
- 医師及び看護職員により、常時、監視・管理を必要とする状態
- 酸素療法を実施している状態(常時流量3L/分以上)
- 中心静脈栄養を実施している状態
- 尿路感染症による治療を実施している状態
- 頻回の血糖検査を実施している状態
- 指定難病患者(スモンを除く)
- 脊髄損傷(麻痺が四肢すべてに認められる)
- 慢性閉塞性肺疾患(ヒュー・ジョーンズの分類Ⅴ)
- 1日8回以上の喀痰吸引を実施している状態
- 気管切開又は気管内挿管が行われている状態
- 酸素療法を実施している状態
障害者施設等(10対1)
重度の身体障害、重度の意識障害、神経難病の患者さんを受け入れ、医療・看護・介護を提供し、更にリハビリテーションを通して、その人らしく生きるためのお手伝いをしています。
また、在宅で療養されている患者さんの短期一時入院も実施しています。
パーキンソン病に対するリハビリプログラム(LSVT-B2G LSVT-LOUD)も行っています。
<対象者>
- 重度の肢体不自由児(者)(脳卒中の後遺症の患者及び認知症の患者を除く)
- 脊髄損傷等の重度障害者(脳卒中の後遺症がある患者及び認知症の患者を除く)
- 人工呼吸器装着患者、重度の意識障害患者、筋ジストロフィー患者
- 神経難病患者