第66回 日本神経学会 学術大会 ポスター発表(2例)
2025年5月21日~24日にかけて、第66回 日本神経学会 学術大会が大阪国際会議場にて開催され、当センターのスタッフが2例のポスター発表しましたので紹介いたします。
〈1例目〉
・タイトル 『LSVT-BIG® 施工前後でのOff時間の変化量の検討』
・内容は、
LSVTーBIG施行による運動機能の改善については報告がありますが、オフ時間の変化については報告が少ない のが現状です。そのため、LSVT-BIGは運動機能の改善効果のみならずオフ時間の短縮も得られるかに注目して検討しました。
結果については、オフ時間の短縮と運動症状や非運動症状の改善がみられました。しかし、オフ時間が増加した症例もあり、今後もオフ時間の関連する因子を含めて検討していく必要があるのではないかと考えています。
〈2例目〉
・タイトル 『LSVT-BIG®により最小可検変化量を超えて歩行機能が改善した
患者の心身機能特性』
・内容は、
近年、様々な評価尺度における最小可検変化量が注目されています。
最小可検変化量とは、測定値の中にどの種類の誤差が、どの程度混入しているかを検討し、測定結果が誤差範囲なのか、介入効果なのかの判断に有用とされています。本研究では、LSBT-BIG®施工後の歩行速度の改善が、最小可検変化量を上回る患者の心身機能特性を検討しました
結果、認知機能が保たれていあることや、運動合併症の程度が軽度であることが、歩行速度の改善に影響していることが示唆されました。


写真は、論文発表されたリハビリスタッフです。
大変お疲れ様でした。