心臓血管外科

 <診療内容>
心臓血管疾患をお持ちの方の診療やリハビリテーションを行っています。

外来: 心臓血管外科での手術が必要な方や術後の経過観察が必要な方の外来診察を行っています。必要に応じて、手術が可能な施設にご紹介いたします。
入院: 当院では心臓血管外科としての手術は行っていませんが、心臓の手術(冠動脈バイパス術・弁置換術・先天性心疾患)後、大血管の手術(大動脈瘤・大動脈解離)後、そして必要と判断された患者さんに対して回復期リハビリテーションを行っています。また、循環器内科と協力し、心臓血管疾患をお持ちの方のリハビリテーションを行っています。

→循環器内科はこちら

心臓血管疾患をお持ちの方のリハビリテーションとは?

心疾患をお持ちの方は、心臓が十分に働くことができないため、体が必要とする栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなっています。
その結果、心臓が元気であったときに比べて体を動かすことが大変になり、疲れやすく、買い物や外出といった社会生活を維持することが難しくなってしまいます。家から出ることができなくなると、足腰の筋肉があまり使われず、衰えてしまいます。その結果、一層、動くことが大変になります。

このように、心疾患をお持ちの方は、疲れるから動かない→動かないから筋肉が衰える→筋肉が衰えるから更に動けなくなる、という悪循環に陥ってしまいがちです。

この悪循環を改善するためには、心疾患への適切な治療(お薬、場合によっては手術)が必要であると同時に、心臓に負担をかけすぎない方法で足腰の筋肉を強くすることが重要です。また、生活を見直して、頑張り過ぎを少なくできないか検討することも必要です。

当科では、心臓の力だけではなく、筋力や体力も低下してしまい、その結果として生活をする力が落ちてしまっている心臓血管疾患をお持ちの方に対し、心臓血管疾患が悪化しないように注意をしながらリハビリテーションを行い、社会生活を少しでも取り戻す、そのお手伝いをすることを診療方針としています。

担当医(常勤医)
名前役職卒業年次専門医・指導医など
井手 春樹平成11年日本外科学会認定医
ページトップ