リハビリテーション部

指定療養介護事業所でのリハビリ

指定療養介護事業所のリハビリテーション

指定療養介護事業所(5病棟)では筋ジストロフィー・筋萎縮性側索硬化症などの神経筋疾患の患者さんや、重症心身障害児・者の方が多く入所されています。
進行性の疾患や、重度の心身機能障害を持つ方が多くいらっしゃいます。
こちらでは僅かに動く四肢を使用し、特殊なスイッチや環境制御装置を使用してコミュニケーションをとることや、できる活動を模索し、増やしていくことで、仕事や遊びなどの余暇活動の提供を行います。
また、身体に負担の少ない介護の工夫や、生活環境の設定なども行っています。

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ベッドに横になったまま操作できるパソコン(写真上)

 

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作業療法士とパソコンを操作して作成したカレンダー(写真下)

 

グループ活動の実施

①音楽グループ
主に重症心身障害者、筋ジストロフィーの患者様10名前後が集まり、作業療法士がリーダーとなり活動を行っています。言語を介したコミュニケーションが難しい患者様でも歌を歌ったり音楽を聴いたりすることで発声練習や季節を感じていただくきっかけとなっています。患者様よりリクエスト曲をいただき、皆が楽しめるようにするなどの工夫も行っています。 

②男子会
主に筋ジストロフィーの20代~30代の男性患者3-4名が集まり、月1回の頻度で開催しています。集団で様々な活動を行う事により患者様同士のコミュニケーションの促進が図られています。数名の作業療法士も活動に参加していますが、活動内容は患者様自身に企画していただいており、本人たちの主体的な活動となるよう支援しています。トランプゲーム、人生ゲーム、調理実習など普段の1対1でのリハビリでは行えない活動も多く、患者様にとっての楽しみにもなっています。 

 

ご本人に適した車いすの作製

筋ジストロフィー症等の患者さんは四肢・脊柱の変形が強い方が多く、通常の車いすでは痛みが出てしまい長時間の乗車が困難となる方が多くみられます。その為、日常的に乗車するためには、本人の身体に合わせた特殊な形状の車いすが必要となります。
背面のネットとクッションで変形に合わせた細かなシーティングを行い、痛みがなく安楽な姿勢で長時間車いすに乗車できる環境を作り離床を行なっています。 

 

特殊な起立台を用いた起立練習

主に重症心身障害児者の患者さんが利用しています。移動式の起立台やサドル付きの歩行器を用いリハビリテーションやレクリエーション活動に参加しています。下肢筋のストレッチ、体幹筋の賦活、意識レベルの改善等を目的に、起立台を用いています。起立台にはキャスターが付いており、立ったまま移動できるので、普段と違った感覚を楽しめます。 

 

サドル付き歩行器を用いた歩行練習

介助での起立や歩行が困難な場合はサドル付き歩行器(スーパー木馬)を用い歩行練習を行なっています。歩行する事で、下肢や体幹機能の維持のみでなく、自分の足で歩けることで喜びやうれしさを感じQOLも向上します。起立台やサドル付き歩行器を使用し、重力に抗した姿勢をとることで、排便の促しや逆流性食道炎の防止も期待できます。 

 

トランポリンを使用したリハビリテーション

平成26年度、新たに国土交通省からの補助金によりトランポリンを購入しました。重症心身障害児・者に対してのリラクゼーション、平衡感覚や触覚刺激の入力を目的とした使用をされています。心地良い上下運動での緊張緩和や普段リハビリ中には見られない反応の獲得が期待されています。当院では、重症心身障害児・者や脳性麻痺患者に加え、交通事故による頭部外傷、脳血管疾患患者の方にも普段得られない刺激を与え、運動学習の獲得や全身のリラクゼーションを目的に実施しています。 

 

電動車いすサッカーに関する取り組み

医療体育科では平成22年から電動車椅子サッカーへ関わらせていただいています。
電動車椅子サッカーとは、「足を使わないサッカー」です。選手たちの多くは、自立した歩行ができない障害を持った選手です。上体や首の保持ができないほど重度な障害を持つ選手もいますが、ジョイナススティック型のコントローラーを手やアゴなどを使って巧みに操りプレーをします。プレーヤーに男性・女性の制限はありません。国際的には「パワーチェアーフットボール」と呼ばれています。
当院入所中のAさんは、入所前から電動車椅子サッカーに取り組んでおり、外泊された際には所属チームで実践的な練習を行っています。病院では体育館の広さの問題もあるため、基本的な練習(パス、シュート)を中心に週1回、40分程の練習をスタッフと共に行っています。Aさんが入所されるまでは車椅子サッカーの存在も知らなかったため、ご本人にルールを聞いたり、大会のDVDを観たり、電動車椅子サッカーの審判資格を取得するなどして、サポートを行っています。 

 

指定特定相談支援事業所みさやま

平成24年4月から障害福祉サービスを利用される方は「サービス等利用計画」の作成が必要となりました。
平成26年10月1日、「社会福祉法人JA長野会 指定特定相談支援事業所みさやま」が開所されました。障害福祉サービスの給付を受けている方々を対象に計画相談業務を行っています。
特定相談支援事業とは、「基本相談支援」と「計画相談支援(サービス利用支援・継続サービス利用支援(モニタリング))」を行う事業のことです。
利用者の方々の心身状況や置かれている環境などに応じて関係市町村および地域の保健・医療・福祉サービス事業者との連携を図り、自立した(日常・社会)生活が実現できるよう支援業務を行っています。

ご相談は、相談支援専門員 伊藤まで。TEL:0268-44-2321(病院代表)